トマト薬局の在宅医療日記

こんにちは。

コロナの第7波と暑さと・・・大変な日が続いていますが皆様は体調いかがでしょうか?

当薬局も発熱外来やコロナ対応など、スタッフみんなでがんばっています!

さて、一方で地域活動では少しずつ再開している地域も出てきました。

こちらは先日、倉敷市北高齢者支援センター様(地域包括支援センター)からご依頼を頂き、ある地域で講演させて頂いた際の会場の写真。

4年前の西日本豪雨の災害支援の経験から、災害対策とお薬についてなどをお話させて頂きました。お声掛けありがとうございました!!

さて、このお話には続きがあるのですが、この講演から1ヵ月ほどしたある日の早朝、一人の高齢女性が当薬局をたずねてこられました。

理由を聞くと、「ある場所に行きたくて家から歩いてきたのだけれど、迷ったので道を教えてほしい」とのことでした。

お住まいの場所を聞くと、ちょうど先日この講演をした地域の方だったのですが、実はこの地域、当薬局からは結構離れているところなのでかなりの距離を歩かれた様子。

状況やお話のご様子から「これは・・・もしや・・」と思い、「あ、そうだ」ということで先日お世話になった高齢者支援センターの方にその場でお電話してたずねると、認知症で頻繁に徘徊をされてしまう方ということが分かりました。

この炎天下なのでこのままだと熱中症のリスクもあるため、相談してそのまま警察署に一緒に行って保護して頂いた・・という出来事がありました。

 

これぞまさに「地域包括ケアシステム」ですよね!

薬局と地域の連携の必要性を身をもって体験した出来事でした。

 

さて最後に、先日、神戸で開催された第4回日本在宅医療連合学会大会にて「在宅での24時間対応をどう考えるか?」というテーマにて、保免店の尾場瀬薬剤師がシンポジストとして登壇しました。

当薬局ではこれまで、地域医療の24時間体制を支えるべく、様々な取り組みを行って参りました。とても大変なことではありますが、一方でそれを必要としている方が地域にはおられるということ、そしてスタッフで連携して行っていることをご報告させて頂きました。

ちなみに尾場瀬薬剤師は愛媛から飛行機でのとんぼ返りだったようで、何一つ神戸を堪能しないまま終わったそうです。