トマト薬局薬剤師のひとりごと④ HbA1c

トマト薬局の薬剤師がやっている事や感じている事をコラムにてゆるく連載していきます。

よろしくお願いします。

前回糖尿病の犯人捜しのお話をしましたので、続きでHbA1cについてお話させていただきます。HbA1cは血糖値の過去1~2か月前の平均値を反映する数値です。検査の種類によりますが6%台前半以下が正常値になる糖尿病の重要な指標です。患者さんから血液検査の数値を見せていただく事が多い数値ですが、この数値の受け取り方に個人差がすごく大きいと感じます。例えば一時的に数値が悪化しても(冬から春に上がる人が多い)頑張ったら自分は数値さげられる。6.5%も8.3%も大した違いないやろ?とか言う人もいれば0.2%上がっただけですごくショックを受けられる方もいます。

先ず糖尿病は血糖値高くなりますが、すぐに何か症状が出る事はない病気です。血糖値が高い状態が長く続くと細い血管にダメージを与えて徐々に動脈硬化がすすみます。結果手足の末梢や目では網膜症や糖尿病性腎症のような元に戻らない疾患が進行します。

ざっくりした話ですがHbA1c7%以上なら合併症が進行するとも言われています。例えば8%なら8-7=1で1ダメージ×3か月なら3ダメージが蓄積するイメージです。なので9%になれば倍のダメージになる計算になります。9%で6か月なら2×6で12ダメージになります。大昔したストリートファイターのゲームではないですが、ライフは個人個人で決まっていてダメージに応じてライフが減るイメージが近いと思います。(例え古くてすみません。)

糖尿病の話は患者さんにとっては耳の痛い話ばかりになってしまいますが、数字のマジックで必要以上にリスクを過少評価してしまう方もいます。えっそうだったの?早く言ってよ!と言われても時計は逆戻り出来ません。血糖管理は長く厳しい戦いですが、正しい認識を持って御自分と御家族のためにも頑張っていただければ我々薬剤師も嬉しいです。

 

トマト薬局の目標である【薬と健康を通した温かいつながりを】実現のためにこのコラムが少しでもお役にたてれば幸いです。